『NW2』リプレイ2
GM:さて、ではリサーチフェイズに移行しま〜す。
一同:は〜い。
◆リサーチ1
チャイムの音と共に生徒達のテンションは切り替わり、サトリの受け持つクラスもまた、常の騒がしさを取り戻していた――
GM:え〜(ノートを見つつ)……では放課後です。
雪治:あ、(挙手して)GM、その前に是非お昼休みのシーンをやりたいんだけど……?
聖司:(首傾げ)?
司:(何かに気付いてかニコニコしている)♪
サトリ:(視線を逸らしている)……。
GM:あ〜、だからこそ放課後です。今日はテストだったので授業は午前だけでした。
※ 本当は翌日からテスト期間にする予定だったのが雪治と司の掛け合いにより変更。
司:あ、じゃあじゃあ転校生の聖司くんと仲良くなるために「聖司くん、一緒にご飯食べよっ♪」って誘います。
聖司:え?
雪治:ちなみに速水くんは弁当持参です。
聖司:!(ようやく気付いた)そ、それで昼休みのシーンを……(笑)
※ 聖司のライフパスは『超☆味音痴』であり、その料理の腕は破壊的なのである。
サトリ:俺は既に、一人で学食に居ます。
司:あ、じゃあみんなで学食に行って「あ、先生! よかったら一緒にご飯を――
サトリ:(遮って)学食をかき込んでさっさと食堂を出ます。
雪治:……サトリ、ノリ悪い。
GM:(ポン、と手を打ち)あ〜、だからサトリは聖司と知り合いって設定を……。
司:――って、逃げるためぇ!?
サトリ:チッ……なら食堂を出る途中で聖司に話がある」って感じで目配せする。
聖司:え? じゃあ、それに気付いて食堂を――
雪治:(遮って)聖司は去り際に「ごめん、弁当食べる?」と司に訊く。
司:わたしに食べろと!?(笑)
雪治:「僕はこれから行くけど、良ければ」……そう言って聖司は去る。
聖司:て言うか、台詞取られた!?
司:え、えっと……聖司くんにそう言われたら「うん! 是非!!」って言うしかないよ〜(笑)
聖司:いや、言ってないし!!
GM:(笑いつつ)あ〜、じゃあ聖司はそう言って去った、と。壊滅的な味の弁当を残して(笑)
雪治:……さて、司(司をじーっと見つめる)
司:う〜あ゛〜……わ、わぁ、美味しそ……(聖司を見つつ)う?
聖司:えっと……(少し考えて)じゃあ見た目は物凄く美味しそう、ってことで(笑)
雪治:なるほど……まさにトラップ。
サトリ:……俺も昔、あの見た目に騙されたんだよなぁ(遠い目)
司:う〜わ〜、それは食べるしかないですね〜。では「いっただっきま〜す♪」って言って食べて――倒れます(笑)
聖司:倒れるんだ、僕の弁当食べると(笑)
雪治:(淡々とした口調で)あ、倒れた。
サトリ:……人がせっかく助けてやろうとしたのに。
GM:(笑いつつ)さて、ではこの辺でシーンを変えようか。
◆ リサーチ2
サトリ:GM。せっかくだから放課後に休んでる生徒の家に家庭訪問したいのだが?
GM:うぃ。では、それで。
――放課後。
サトリと聖司の二人は連続昏睡事件の被害者である生徒の一人の家へと向かった。
GM:――と言うわけで木鈴邸前です。
サトリ:休んでる奴多いのに敢えて木鈴邸を選択したのか、俺(笑)
聖司:あ、ちなみに僕は家には入らず、何かあった時用に待機しています。
GM:うぃ。ではサトリがインターフォンを鳴らすと家の奥から「は〜い」という女性の声が。そして、ややあってから玄関を開けて出て来る木鈴母「あら、先生?」
サトリ:ん? (少し考えて)ああ、なるほど。そう言えば俺は担任だから、親御さんと面識があってもおかしくなかった。
GM:うぃ。――で、木鈴母はサトリ先生に怪訝顔を向けて言う。「あ、あの……、家の娘がなにか……?」
その場にいない雪治:……娘なんだ。
GM:娘です(キッパリ)
その場にいない司:では名前はA子で(笑)
GM:せっかくのヒロイン候補に変な名前つけるなぁああああ!!(一同爆笑)
サトリ:(笑いつつ)まだヒロインを諦めてなかったのか。
その場にいない司:わたしがヒロインやるって言ってるのに(笑)
聖司:いや、司は……もう良いや。とりあえず木鈴英子で話を進めようGM。
GM:く……(物凄く悔しそう)
サトリ:(笑)じゃあ木鈴母に「いえ。最近、休まれる生徒が多いので、今日はその件で」――て、あ!(ハタと何かに気付いた)げ、GM? この場合、「娘さん、昏睡されてます?」って訊くのは人として如何だろう?
隠れてる聖司:確かに(笑)
GM:あ〜、まあ良いんじゃない?(超適当) ……どうせ英子母だし。
その場にいない雪治:根に持ってる根に持ってる(笑)
サトリ:うぬぅ……まぁGMがそれで良いってんならそれでいこう。で、「すみませんが娘さんの様子を見せてもらってもよろしいでしょうか?」と親御さんに訊く。
GM:では「……申し訳ありませんが、娘は今、病院にいますので」と木鈴母は返す。
一同:は? 病院?
その場にいない司:そんなGM! 何も英子って名前がイヤだからって追い出さなくても!
GM:違う! 昏睡事件の被害者はみんな病院に――て、あ。
※ 被害者が病院にいるという情報は、家庭訪問という手段ではその情報を得るために他の家庭も訪問しなければ得られないはずだったが、うっかり口を滑らせるGM。
サトリ:そうか、みんな病院なのか(笑)
隠れてる聖司:(笑いつつ)いろいろと手間が省けたね。
GM:く……(物凄く悔しそう)
サトリ:まぁプレイヤーはともかくサトリは知らんだろうから、この後も順繰りに家庭訪問をした、ということで。
隠れてる聖司:そうだね。それで明日、病院に行く。
サトリ:うむ。ではついでに倒れる前の状況や、子供が倒れた原因に心当たりが無いかを聞いて回ろう。それで共通点はGM?
GM:では知力で判定を――
サトリ:(遮って)『みんな病院』ってのには気付いたんだよな、GM?
一同:脅迫!?(爆笑)
サトリ:失礼な! ただ貸し借りを無しにしようとだなぁ(笑)
聖司:(笑)いや、それ間違いなく脅しだから。
GM:あ〜、じゃあ気付いたってことで(なげやり)。ついでに事前に昏睡する兆候なんかは無くて、共通して寝たら起きない、ってのにも気付いたってことでいいよ。
その場にいない司:げ、GM!? そんないじけなくても……。
GM:いや、もう判定で気付くかどうかって情報は先に暴露しちゃったから、どーでも(超適当)。――さて、気を取り直してシーンを切り替えようか。
隠れてる聖司:シーン短っ!?
◆リサーチ3
GM:ちなみに司はどれくらい倒れてる?
司:あ、じゃあ夕方までで(笑)
GM:雪治はどうする?
雪治:私は司と一緒にいる。
GM:うぃ。では、それで。
――日が落ち、空がオレンジへと代わる頃。
保健室の白いベッドに眠っていた司はようやく目を覚まして、言った。
司:あ〜、美味しかった♪
一同:何でやねん!!(爆笑)
――速水聖司。
彼の料理を口にした者は意識とともにその味すら忘れさせる。
故に、リピーターが多いとか――
司:――という冗談はともかく、GM。今はもう放課後なんですよね?
GM:うぃ。もう授業は終わってるよ。どうする?
司:(少し考えて)じゃあ、木鈴さんのお見舞いに行きます、友達なので♪
一同:は?
GM:(ハタと気付いて)あ、ハンドアウトの?
司:はい♪
◇ 司用ハンドアウト
コネ;クラスメイト←名前は好きに決めて良い(関係;友人)
君のクラスの、君の友人である彼が休んだ。
君は彼が入院し、最近話題の、原因不明の昏睡事件の新たな犠牲者だということを知っている。
君は彼のために、事件を解決したい――そう思った。
GM:うぃ。じゃあ、木鈴さんと司は友人である、と……(メモメモ)
司:はい! 英子ちゃんはわたしの友達! だからわたしは早速病院に――(ハタと気付いて)ってGM?
GM:英子……英子かぁ……(遠い目)
家庭訪問中のサトリ:(苦笑)ヒロインはまぁ……諦めろ、GM。
雪治:……大丈夫。司がヒロイン。
GM:はぁ(ため息)。じゃあ、シーンは変更。
――夕暮れ時。保健室で目覚めた司と雪治は慌てて友人である少女の眠る病室へと向かった。
GM:――って、面会時間過ぎてる気が!?
司:あ、じゃあわたしはクラスメイトみんなのお見舞いを毎日してて、看護婦さんにいろいろと計らってもらってるってことでお願いします。
GM:うぃ。では、それで!
――その日も、少年は顔見知りの看護婦さんの計らいに助けられ、クラスメイトのお見舞いをして回った。
そして――
GM:――て、あ!
※ ここでGMはまたもポカミス。うっかり司の発言を採用させてしまったため、本来ならこの場では気付かれないようなことに気付かれることに。
雪治:今度は何?
GM:ぅあ……いや、なんでも(ごまかし)
――白い、部屋。
そこは意識の無い少年少女たちしかいない、眠りの森。
そこにいて動くのは――二人。
「――今日もテストだったんだよ」
そう言って微笑みかける可憐な容姿の少年と、
「……司は今日も散々だったんだよ」
そう無表情に語る少女だけ――
司:――って、姐さん酷っ!?
一同:(笑)
家庭訪問中のサトリ:それより、一般の病室なのか? てっきり個室かと思ってたが……。
雪治:あ、そう言われれば確かに。原因不明の昏睡事件なのに、どうして……?
GM:ああ、それはこの昏睡事件の被害者が多い過ぎるからだよ。それこそ個室より、ね。
その場にいない聖司:そんなに!? ……それはちょっと予想外だったかも。
GM:ちなみに今入院してるのは最低限の検査のためだけで、それが済めばすぐに自宅療養になる。
司:(少し考えて)……GM。もしかしてクラスメイトの数――減ってます?
一同:は?
GM:うわ、鋭い……。
家庭訪問中のサトリ:――って、本当に減ってるのか!?
司:(顎に手を当て、真剣な顔で)……原因不明の連続昏睡事件。その規模と『最近話題』というキーワードからして――つまり、最近の昏睡事件しか話題にならないんですね?
雪治:あ(気付いた)。もしかして――プラーナ……!
※ 『プラーナ』とはそのものがそこに存在するための根源的なエネルギーのこと。ちなみにこれを失った人は死亡していたことになったり、行方不明とされたり、もしくは元からいなかったことにされたりする。そしてそうなった場合、一般人はそのことに違和感を覚えない。
GM:……まさか大したヒントもなく、それに気付くとは思わなかった(苦笑)
その場にいない聖司:て言うか、司が頭が良い!?(爆笑)
司:ふっふっふ。勉強意外はできる子なんです♪
雪治:GM。それで、消えた人数は?
GM:司や雪治の知る限り――この場合はクラスメイトや同学年ね――では、十四、五人。クラスメイトに限れば三人だね。
司:三人……(また顎に手を当てて考える)それは友達同士ですか?
GM:そう。よく連む、もしくは一緒に遊んでいる三人だね。
雪治:消えたのは、いつ?
GM:クラスメイトに限って言えば『今日』だね。それも親が学校に連絡してから、司が病院に来るまでの間の話。他は調べようが無いからなんとも。
※ 本来ならこの日、クラスメイトが消えたことにすら気付かないはずが、司の発言とGMのポカミスによりいろいろと発覚。
家庭訪問中のサトリ:ん? GM、それに気付いたのは司と雪治だけか?
GM:そう。何故なら消えた人間は存在を失う――つまり書類上には残らない。
その場にいない聖司:あ、そうか! 僕たちは名簿を頼りに回ってるから……!!
GM:そう。記憶を頼りにすべてのクラスメイトのお見舞いをしてる司と違って、サトリたちはどうしても気付き難い。――と、この辺で一旦情報を整理しよう。
家庭訪問中のサトリ:まずは原因不明の連続昏睡事件について、だな。今までにこちらがわかっているのは、昏睡事件の原因は不明。事前兆候は無しで、いきなり目覚めなくなる、と。ついでに校長の勘によれば原因はエミュレイターだということだが……にわかにその可能性が高まったな。
※ 異世界からの侵略者――エミュレイターは、しばしば人間のプラーナを奪い、自身の力として吸収することがある。
その場にいない聖司:GM。ちなみに僕らが回った家に、自宅療養中の生徒は?
GM:勿論、何人かはいた。そしてその子らはみんな、司と雪治がいる病室の子たちと状態が同じ――ってことに気付けるのは司と雪治だけかな。
雪治:? みんな意識不明なのに? 自宅療養中子と病院の子の状態が……同じ?
司:あ!(気付いた) GM! 病室にいる子は勿論点滴をしてますよね!?
GM:うぃ。それは当然、昏睡中の患者さんは自力では栄養補給なんて出来ませんから。
家庭訪問中のサトリ:! ちょっと待て! さっき自宅療養ってのは検査入院の後って言ってたよな!? それなのに――
司:(遮って)みんなの血色は!?
GM:良好。それこそ点滴の必要のないほどに元気そうです。
雪治:……ちなみに表情は?
GM:笑顔……に近い、かな? なんかこう、良い夢見てるなぁ的な表情、って言えば想像出来る?
※ 余談だが、この時点で雪治はだいたい、事件解決への糸口に気付いていたが敢えて語らずに流している。その理由は後ほど語られます。
司:(少し考えて)……じゃあ知り合いのお医者さんに医学的な見地から見てこの昏睡事件はどう思うかを訊きます。
GM:医学的な見地からすれば……と言うより、原因不明だからこそのニュースだし、治しようがないからこその自宅療養だと思って欲しい。
その場にいない聖司:……やっぱりエミュレイター絡みかな?
雪治:……そうね。もしかしたら……情報規制とかもあるかも知れない。
GM:――さて、じゃあこのシーンはこれぐらいかな?
司:あ、待って下さい! えっと、最後に今回の事件のことでいろいろと不信なことに気付いたわたしは、眠り続ける英子ちゃんの手を取って言います――。
それは、日も暮れた病室で、
「……待ってて、英子ちゃん。ぜったい、ぜったい……わたしが助けるから……!」
そう少年は眠る少女の手を掴んで誓い――
雪治:じゃあ、私も――
そんな少年の肩に手を当て、
「――わたし『たち』でしょ、司」
そう言って、少女は静かに頷いて見せた。
GM:さて、ではリサーチフェイズに移行しま〜す。
一同:は〜い。
◆リサーチ1
チャイムの音と共に生徒達のテンションは切り替わり、サトリの受け持つクラスもまた、常の騒がしさを取り戻していた――
GM:え〜(ノートを見つつ)……では放課後です。
雪治:あ、(挙手して)GM、その前に是非お昼休みのシーンをやりたいんだけど……?
聖司:(首傾げ)?
司:(何かに気付いてかニコニコしている)♪
サトリ:(視線を逸らしている)……。
GM:あ〜、だからこそ放課後です。今日はテストだったので授業は午前だけでした。
※ 本当は翌日からテスト期間にする予定だったのが雪治と司の掛け合いにより変更。
司:あ、じゃあじゃあ転校生の聖司くんと仲良くなるために「聖司くん、一緒にご飯食べよっ♪」って誘います。
聖司:え?
雪治:ちなみに速水くんは弁当持参です。
聖司:!(ようやく気付いた)そ、それで昼休みのシーンを……(笑)
※ 聖司のライフパスは『超☆味音痴』であり、その料理の腕は破壊的なのである。
サトリ:俺は既に、一人で学食に居ます。
司:あ、じゃあみんなで学食に行って「あ、先生! よかったら一緒にご飯を――
サトリ:(遮って)学食をかき込んでさっさと食堂を出ます。
雪治:……サトリ、ノリ悪い。
GM:(ポン、と手を打ち)あ〜、だからサトリは聖司と知り合いって設定を……。
司:――って、逃げるためぇ!?
サトリ:チッ……なら食堂を出る途中で聖司に話がある」って感じで目配せする。
聖司:え? じゃあ、それに気付いて食堂を――
雪治:(遮って)聖司は去り際に「ごめん、弁当食べる?」と司に訊く。
司:わたしに食べろと!?(笑)
雪治:「僕はこれから行くけど、良ければ」……そう言って聖司は去る。
聖司:て言うか、台詞取られた!?
司:え、えっと……聖司くんにそう言われたら「うん! 是非!!」って言うしかないよ〜(笑)
聖司:いや、言ってないし!!
GM:(笑いつつ)あ〜、じゃあ聖司はそう言って去った、と。壊滅的な味の弁当を残して(笑)
雪治:……さて、司(司をじーっと見つめる)
司:う〜あ゛〜……わ、わぁ、美味しそ……(聖司を見つつ)う?
聖司:えっと……(少し考えて)じゃあ見た目は物凄く美味しそう、ってことで(笑)
雪治:なるほど……まさにトラップ。
サトリ:……俺も昔、あの見た目に騙されたんだよなぁ(遠い目)
司:う〜わ〜、それは食べるしかないですね〜。では「いっただっきま〜す♪」って言って食べて――倒れます(笑)
聖司:倒れるんだ、僕の弁当食べると(笑)
雪治:(淡々とした口調で)あ、倒れた。
サトリ:……人がせっかく助けてやろうとしたのに。
GM:(笑いつつ)さて、ではこの辺でシーンを変えようか。
◆ リサーチ2
サトリ:GM。せっかくだから放課後に休んでる生徒の家に家庭訪問したいのだが?
GM:うぃ。では、それで。
――放課後。
サトリと聖司の二人は連続昏睡事件の被害者である生徒の一人の家へと向かった。
GM:――と言うわけで木鈴邸前です。
サトリ:休んでる奴多いのに敢えて木鈴邸を選択したのか、俺(笑)
聖司:あ、ちなみに僕は家には入らず、何かあった時用に待機しています。
GM:うぃ。ではサトリがインターフォンを鳴らすと家の奥から「は〜い」という女性の声が。そして、ややあってから玄関を開けて出て来る木鈴母「あら、先生?」
サトリ:ん? (少し考えて)ああ、なるほど。そう言えば俺は担任だから、親御さんと面識があってもおかしくなかった。
GM:うぃ。――で、木鈴母はサトリ先生に怪訝顔を向けて言う。「あ、あの……、家の娘がなにか……?」
その場にいない雪治:……娘なんだ。
GM:娘です(キッパリ)
その場にいない司:では名前はA子で(笑)
GM:せっかくのヒロイン候補に変な名前つけるなぁああああ!!(一同爆笑)
サトリ:(笑いつつ)まだヒロインを諦めてなかったのか。
その場にいない司:わたしがヒロインやるって言ってるのに(笑)
聖司:いや、司は……もう良いや。とりあえず木鈴英子で話を進めようGM。
GM:く……(物凄く悔しそう)
サトリ:(笑)じゃあ木鈴母に「いえ。最近、休まれる生徒が多いので、今日はその件で」――て、あ!(ハタと何かに気付いた)げ、GM? この場合、「娘さん、昏睡されてます?」って訊くのは人として如何だろう?
隠れてる聖司:確かに(笑)
GM:あ〜、まあ良いんじゃない?(超適当) ……どうせ英子母だし。
その場にいない雪治:根に持ってる根に持ってる(笑)
サトリ:うぬぅ……まぁGMがそれで良いってんならそれでいこう。で、「すみませんが娘さんの様子を見せてもらってもよろしいでしょうか?」と親御さんに訊く。
GM:では「……申し訳ありませんが、娘は今、病院にいますので」と木鈴母は返す。
一同:は? 病院?
その場にいない司:そんなGM! 何も英子って名前がイヤだからって追い出さなくても!
GM:違う! 昏睡事件の被害者はみんな病院に――て、あ。
※ 被害者が病院にいるという情報は、家庭訪問という手段ではその情報を得るために他の家庭も訪問しなければ得られないはずだったが、うっかり口を滑らせるGM。
サトリ:そうか、みんな病院なのか(笑)
隠れてる聖司:(笑いつつ)いろいろと手間が省けたね。
GM:く……(物凄く悔しそう)
サトリ:まぁプレイヤーはともかくサトリは知らんだろうから、この後も順繰りに家庭訪問をした、ということで。
隠れてる聖司:そうだね。それで明日、病院に行く。
サトリ:うむ。ではついでに倒れる前の状況や、子供が倒れた原因に心当たりが無いかを聞いて回ろう。それで共通点はGM?
GM:では知力で判定を――
サトリ:(遮って)『みんな病院』ってのには気付いたんだよな、GM?
一同:脅迫!?(爆笑)
サトリ:失礼な! ただ貸し借りを無しにしようとだなぁ(笑)
聖司:(笑)いや、それ間違いなく脅しだから。
GM:あ〜、じゃあ気付いたってことで(なげやり)。ついでに事前に昏睡する兆候なんかは無くて、共通して寝たら起きない、ってのにも気付いたってことでいいよ。
その場にいない司:げ、GM!? そんないじけなくても……。
GM:いや、もう判定で気付くかどうかって情報は先に暴露しちゃったから、どーでも(超適当)。――さて、気を取り直してシーンを切り替えようか。
隠れてる聖司:シーン短っ!?
◆リサーチ3
GM:ちなみに司はどれくらい倒れてる?
司:あ、じゃあ夕方までで(笑)
GM:雪治はどうする?
雪治:私は司と一緒にいる。
GM:うぃ。では、それで。
――日が落ち、空がオレンジへと代わる頃。
保健室の白いベッドに眠っていた司はようやく目を覚まして、言った。
司:あ〜、美味しかった♪
一同:何でやねん!!(爆笑)
――速水聖司。
彼の料理を口にした者は意識とともにその味すら忘れさせる。
故に、リピーターが多いとか――
司:――という冗談はともかく、GM。今はもう放課後なんですよね?
GM:うぃ。もう授業は終わってるよ。どうする?
司:(少し考えて)じゃあ、木鈴さんのお見舞いに行きます、友達なので♪
一同:は?
GM:(ハタと気付いて)あ、ハンドアウトの?
司:はい♪
◇ 司用ハンドアウト
コネ;クラスメイト←名前は好きに決めて良い(関係;友人)
君のクラスの、君の友人である彼が休んだ。
君は彼が入院し、最近話題の、原因不明の昏睡事件の新たな犠牲者だということを知っている。
君は彼のために、事件を解決したい――そう思った。
GM:うぃ。じゃあ、木鈴さんと司は友人である、と……(メモメモ)
司:はい! 英子ちゃんはわたしの友達! だからわたしは早速病院に――(ハタと気付いて)ってGM?
GM:英子……英子かぁ……(遠い目)
家庭訪問中のサトリ:(苦笑)ヒロインはまぁ……諦めろ、GM。
雪治:……大丈夫。司がヒロイン。
GM:はぁ(ため息)。じゃあ、シーンは変更。
――夕暮れ時。保健室で目覚めた司と雪治は慌てて友人である少女の眠る病室へと向かった。
GM:――って、面会時間過ぎてる気が!?
司:あ、じゃあわたしはクラスメイトみんなのお見舞いを毎日してて、看護婦さんにいろいろと計らってもらってるってことでお願いします。
GM:うぃ。では、それで!
――その日も、少年は顔見知りの看護婦さんの計らいに助けられ、クラスメイトのお見舞いをして回った。
そして――
GM:――て、あ!
※ ここでGMはまたもポカミス。うっかり司の発言を採用させてしまったため、本来ならこの場では気付かれないようなことに気付かれることに。
雪治:今度は何?
GM:ぅあ……いや、なんでも(ごまかし)
――白い、部屋。
そこは意識の無い少年少女たちしかいない、眠りの森。
そこにいて動くのは――二人。
「――今日もテストだったんだよ」
そう言って微笑みかける可憐な容姿の少年と、
「……司は今日も散々だったんだよ」
そう無表情に語る少女だけ――
司:――って、姐さん酷っ!?
一同:(笑)
家庭訪問中のサトリ:それより、一般の病室なのか? てっきり個室かと思ってたが……。
雪治:あ、そう言われれば確かに。原因不明の昏睡事件なのに、どうして……?
GM:ああ、それはこの昏睡事件の被害者が多い過ぎるからだよ。それこそ個室より、ね。
その場にいない聖司:そんなに!? ……それはちょっと予想外だったかも。
GM:ちなみに今入院してるのは最低限の検査のためだけで、それが済めばすぐに自宅療養になる。
司:(少し考えて)……GM。もしかしてクラスメイトの数――減ってます?
一同:は?
GM:うわ、鋭い……。
家庭訪問中のサトリ:――って、本当に減ってるのか!?
司:(顎に手を当て、真剣な顔で)……原因不明の連続昏睡事件。その規模と『最近話題』というキーワードからして――つまり、最近の昏睡事件しか話題にならないんですね?
雪治:あ(気付いた)。もしかして――プラーナ……!
※ 『プラーナ』とはそのものがそこに存在するための根源的なエネルギーのこと。ちなみにこれを失った人は死亡していたことになったり、行方不明とされたり、もしくは元からいなかったことにされたりする。そしてそうなった場合、一般人はそのことに違和感を覚えない。
GM:……まさか大したヒントもなく、それに気付くとは思わなかった(苦笑)
その場にいない聖司:て言うか、司が頭が良い!?(爆笑)
司:ふっふっふ。勉強意外はできる子なんです♪
雪治:GM。それで、消えた人数は?
GM:司や雪治の知る限り――この場合はクラスメイトや同学年ね――では、十四、五人。クラスメイトに限れば三人だね。
司:三人……(また顎に手を当てて考える)それは友達同士ですか?
GM:そう。よく連む、もしくは一緒に遊んでいる三人だね。
雪治:消えたのは、いつ?
GM:クラスメイトに限って言えば『今日』だね。それも親が学校に連絡してから、司が病院に来るまでの間の話。他は調べようが無いからなんとも。
※ 本来ならこの日、クラスメイトが消えたことにすら気付かないはずが、司の発言とGMのポカミスによりいろいろと発覚。
家庭訪問中のサトリ:ん? GM、それに気付いたのは司と雪治だけか?
GM:そう。何故なら消えた人間は存在を失う――つまり書類上には残らない。
その場にいない聖司:あ、そうか! 僕たちは名簿を頼りに回ってるから……!!
GM:そう。記憶を頼りにすべてのクラスメイトのお見舞いをしてる司と違って、サトリたちはどうしても気付き難い。――と、この辺で一旦情報を整理しよう。
家庭訪問中のサトリ:まずは原因不明の連続昏睡事件について、だな。今までにこちらがわかっているのは、昏睡事件の原因は不明。事前兆候は無しで、いきなり目覚めなくなる、と。ついでに校長の勘によれば原因はエミュレイターだということだが……にわかにその可能性が高まったな。
※ 異世界からの侵略者――エミュレイターは、しばしば人間のプラーナを奪い、自身の力として吸収することがある。
その場にいない聖司:GM。ちなみに僕らが回った家に、自宅療養中の生徒は?
GM:勿論、何人かはいた。そしてその子らはみんな、司と雪治がいる病室の子たちと状態が同じ――ってことに気付けるのは司と雪治だけかな。
雪治:? みんな意識不明なのに? 自宅療養中子と病院の子の状態が……同じ?
司:あ!(気付いた) GM! 病室にいる子は勿論点滴をしてますよね!?
GM:うぃ。それは当然、昏睡中の患者さんは自力では栄養補給なんて出来ませんから。
家庭訪問中のサトリ:! ちょっと待て! さっき自宅療養ってのは検査入院の後って言ってたよな!? それなのに――
司:(遮って)みんなの血色は!?
GM:良好。それこそ点滴の必要のないほどに元気そうです。
雪治:……ちなみに表情は?
GM:笑顔……に近い、かな? なんかこう、良い夢見てるなぁ的な表情、って言えば想像出来る?
※ 余談だが、この時点で雪治はだいたい、事件解決への糸口に気付いていたが敢えて語らずに流している。その理由は後ほど語られます。
司:(少し考えて)……じゃあ知り合いのお医者さんに医学的な見地から見てこの昏睡事件はどう思うかを訊きます。
GM:医学的な見地からすれば……と言うより、原因不明だからこそのニュースだし、治しようがないからこその自宅療養だと思って欲しい。
その場にいない聖司:……やっぱりエミュレイター絡みかな?
雪治:……そうね。もしかしたら……情報規制とかもあるかも知れない。
GM:――さて、じゃあこのシーンはこれぐらいかな?
司:あ、待って下さい! えっと、最後に今回の事件のことでいろいろと不信なことに気付いたわたしは、眠り続ける英子ちゃんの手を取って言います――。
それは、日も暮れた病室で、
「……待ってて、英子ちゃん。ぜったい、ぜったい……わたしが助けるから……!」
そう少年は眠る少女の手を掴んで誓い――
雪治:じゃあ、私も――
そんな少年の肩に手を当て、
「――わたし『たち』でしょ、司」
そう言って、少女は静かに頷いて見せた。



