嗣希創箱の消閑

小説、落書き、二次創作、etc…。 あなたの暇潰しのお供にどうですか♪ 

ゼロの使い魔〜雷槍の騎士〜第三章【予告】

「……あなたはエリオを殺す気?」



 ――彼を慕う少女は問うた。



「エリオくんの無茶は……ルイズさんのせいだって」



 ――彼の家族である少女は責めた。



「――パパはこれから、もとの世界で裁判を受けます」



 ――青年は罪を犯した。



「エリオは責任、とれるよな?」



 ――すべては一人の少女の願いのために。



「トリステインがアルビオンに――宣戦布告!?」



 ――そして、世界は動き出す。



「あなたにシュヴァリエの称号を与えます」



 ――その波紋を広げた青年を抜きにして。



「久しぶりの全力全開。行くよ! レイジングハート!!」



 ――ゼロの使い魔〜雷槍の騎士〜



「これがわたしの……デバイス」



 ――第三章



「わたしは『炎』のメイジ! 『微熱』のキュルケですわ“師匠(せんせい)”!」



「……ありがとう、ルーテシア」



「し、シグナムさんって言ったっけ? なんかあなたの知り合いってめちゃくちゃなのばかりね……」



 ――二つの世界で混じり合う。



「失礼。こちらに聖お――……ヴィヴィオがお邪魔してませんか?」

「……なのは。やっぱりこの世界ってちょっとおかしいと思うんだけど……」

「余はヴィジャヤじゃ」

「エリオ! おめーも騎士の端くれなら、てめーの認めた主のそばにずっと居てやれっ!」



 ――双つの月が重なるように、



「違います! これは僕の意志で決めたことです!」

「……わたしはもう、……後悔、したくない。……させないで、エリオ」



 ――どれだけ離れていても引かれ合う。



「勝負だ、ガンダールヴ!!」

「お前の焼ける香りが――嗅ぎたい!」



 ――偶然は必然を喚び、必然が新たな偶然を呼ぶ。



「わ、わたし……! エ、エエエエリオさんが――好きですっ!!」

「……わたしは好きよ。エリオ……わたしはあなたが好き」

「……違う。選んで欲しいんじゃなくて、わたし達の想いも知っていてほしかっただけ」

「……エリオくんは近すぎちゃうのかな? わたしのこの『好き』が、どういう『好き』なのか……よくわからないの」



 ――そして少女たちは想いを告げ、



「…………ごめん、ルイズ。今回はさすがに、生き残れそうに無い。……ごめん」



 ――青年は再び死地に赴く。



「……エリオ。わたしね、あなたのことが――」



 ――物語は加速して行く。



「……あ〜あ、もう聞こえちゃいねーか。…………ま、おつかれさん相棒」



 ――拡散と収束を、繰り返して。







「こ、こここ今夜は、あ、あああああなたがご主人様ニャン☆」

「……………………………………………………………………………………ごめんなさい、ルイズさん。わたし、なのは……です」

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ゼロの使い魔〜雷槍の騎士〜第二章【予告】

「わたし、は……」



 ――少女は悩む。



「ルイズ。ぼくの小さなルイズ。きみはぼくのことが嫌いかい?」



 ――それは幼き日の思慕だった。



「いえ、そんなことはありませんわ」



 ――それは忘れていた恋心だった。



「……子爵さま。わたしは――!」



 ――それを思い出した少女は自身に問う。



「そっか。ルイズ……婚約者がいたんだ」



 ――ゼロの使い魔〜雷槍の騎士〜



「………わかんない!」



 ――第二章



「お久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ」

「ちょっ!? えっ、ひ、姫さま!? ど、どどどうし――あぅ!?」



 ――トリステイン王女、アンリエッタ。



「……ごめんなさい、ルイズ。あなたと内密なお話がしたいの。だから――」



 ――彼女の依頼。



「今から話すことは、誰にも話してはいけません」



 ――それはある手紙を回収すること。



「ダーリン……なんでまた、よりにもよって今、アルビオン?」



 ――そこは戦時の空島。



「――早速明日の朝にでも、ここを出発いたします」



 ――そんな場所に少女は、



「ねぇ、ダーリン。あたし達が付いて行っちゃ駄目なの?」

「ね、ねえ、エリオ? 急ぎの用なんでしょう? わたし達はラ・ロシェールで帰るから、一緒に行きましょう?」

「朴念仁」



 ――彼女たちと、



「僕は女王陛下の魔法衛士隊、グリフォン隊隊長――ワルド子爵だ」

「初めまして。ルイズの使い魔、エリオです」



 ――そして彼らと、挑む。



「い、今のあんたは足手まといでしょう? だ、だから置いて行くの」

「タバサ。あなたもルイズたちと行きなさい」

「……大丈夫、助かる」

「――あなたから、友達を……守る!」



 ――交錯する思い。



「――いえ、さすがに異性としては認識していますよ? ただ、娘とか妹みたいに扱っているだけです」

「この任務が終わったら、僕と結婚しようルイズ」



 ――すれ違う想い。



「城からの知らせです! なんと! チェルノボーグの牢獄から、フーケが脱獄したそうです!」

「では『ガンダールヴ』のくだりはご存知か?」

「そんなわけないのね! ああもう! エリオの剣は失礼だわ! きっと船の航路がずれたのね! シルフィは悪くない!」

「最強の系統については知っているかね? ミスツェルプストー」



 ――これは偶然の出逢いがもたらした物語。



「起動――『スターライト・ブレイカー』」

「……『エクスプロージョン』」

「我はガンダールヴ! 我は始祖に仕えし最強の使い魔!!」



 ――だけどこれは、必然が生み出す物語。



「わたしは――」



 ――後悔と苦悩の果てに、ルイズは想いに決着をつける。







「ぴゅ〜、ぴゅ〜……」

「…………いや、吹けて無いし。顔に『何かありました』って書いてあるし」



第一話

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ゼロの使い魔〜雷槍の騎士〜【予告】

「――あんた誰?」



 ――無能とばかにされていた少女がいた。



「ぼ、僕はエリオ。エリオ・モンディアル三等空尉であります!」



 ――そんな少女のもとに召喚されたのは、異世界の魔導師。



「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを見るのがとても楽しみなのですよ」



 ――そこは貴族の通う魔法学校。



「いい? この世界ではね、メイジの実力をはかるには使い魔を見ろって言われているの! なのに、なんであのバカ女がサラマンダーで、わたしがあんたなのよ!!」



 ――そして青年は少女の使い魔。



「……僕を召喚し、使役するメイジが無能なワケないじゃないですか」



 ――その出逢いは偶然。



「エ、エリオさんはミス・ヴァリエールの、つつつ使い魔なんですからっ、主のお召し物を洗濯するのは当然ですし、それが例え……し、ししし下着でも私は全然大丈夫です誤解しませんっ!」


 ――魔法学院のメイド、シエスタ。



「へ、へぇ……。ゼ、ゼロの使い魔のくせにやるじゃないか……」




 ――『青銅』のギーシュ。



「そんなの、あなたの使い魔に聞いたらいいでしょう?」



 ――『香水』のモンモランシー。



「ふふ……。キュ・ル・ケって呼んで、エリオさん」



 ――『微熱』のキュルケ。



「……どうして、あなたがいるの?」



 ――『氷雪』のタバサ。



「――訂正して下さい。ルイズさんは立派なメイジです」



 ――青年は誰よりも優しかった。



「ルイズさんの使い魔である僕が、それを立証します。モンモランシーさん……あなたより僕の方が優れていることを証明します!」



 ――そして、強かった。



「『我らの雷』! お前はいいやつだな! まったくいいやつだ!」

「では、エリオ君。単刀直入に聞くが――君は何者だね?」

「はっはっは。ミスタ・コルベール。君の負けじゃな!」

「……まあ、おめえさんはそれでも負けねーんだろーけどな、相棒」



 ――故に、青年は少女のために戦うと決めた。



「そうだわ! じゃあ今夜、ダーリンに決闘を申し込むわね。それであたし達が勝ったらダーリンはあたしとダンスを一緒するってことでいかが?」

「脅すだけで良い。ルイズがキュルケを落とせば……僕らの勝ちだ」

「違う! 彼の狙いは――」

「――わたしの勝ちよ」



 ――彼は最強の『槍』。



「本当よ。初めは素手で力を使ってなかったのに、メイジが束になっても倒せなかったんですものね! 流石はあたしのダーリンだわ!」

「フーケの狙いは『破壊の杖』の使い方をわたしたちに調べさせること」

「僕たちでは正直この鉄のゴーレムの相手は難しい。そこでルイズの『破壊の杖』に頼るのが良いと思うが、数が数だ」

「――『破壊の杖』よ、その力を解き放て!」



 ――故に、少女はそれを自信とした。



「違うわよ! カルディナはエリオの娘!」

「そこの少女――カルディナという娘はの……こちらの世界でいう所の魔法人形――ガーゴイルのようなものじゃ」

「忠告……です……。あなたは……絶対に、父が……倒します」



 ――ゼロの使い魔〜雷槍の騎士〜



「――我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」



 ――これは『虚無の担い手』ルイズと、



「――使い魔、エリオ・モンディアルとその能力のすべてを持って、我が主を守り抜くことを、ここに誓います」



 ――『雷槍の騎士』エリオの物語。







「…………男色」
「……………………君たち。だからそれは誤解……」




第一話

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